会社が知っておくべき初めての外国人採用②「ビザ」と「在留資格」は違うもの?

2019年05月15日

このサイトでは、常に「ビザ(在留資格)」という表現を使います。

それでも外国人は、「ビザ」という言葉しか使いません。

外国人は、「在留資格(ざいりゅうしかく)」という言葉を基本的に使いません。

外国人は「ビザ」という言葉だけを使う、そう思っていて構いません。


しかし正確には、「ビザ」と「在留資格」は違うものです。


だからこそ、初めて外国人を採用する会社としては、「ビザ」と「在留資格」の違いを理解しておかないと、混乱を招くことになります。


「ビザ」とは、査証(さしょう)とも言われます。

「日本に上陸していいよ」という、日本の外務省が発行する許可証のようなものです。


それに対して「在留資格」とは、29種類あります。

それぞれ日本国内で許される活動が決まっています。

外国人は、日本の法務省が許可した「在留資格」の活動のみが認められることになります(28種類の在留資格については、あらためて説明します)。


初めて外国人を採用する会社としては、以上のような違いを知っておくことはとても重要です。そして、外国人が普段使う「ビザ」という言葉は、「在留資格」のことだと理解しておくことが肝心です。


もう一度確認しておきます。

「ビザ」は外務省が出す、日本への上陸許可。

「在留資格」は法務省が許可する、日本でできる活動のことです。

「外国人が言うビザ」とは、ほぼ「在留資格」のことを指して言っています。 


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