会社が知っておくべき初めての外国人採用⑤どのビザ(在留資格)を取得しなければならないか?

2019年05月17日

初めて外国人を採用する会社として、ビザ(在留資格)の種類を理解しておくことは大事です。

「会社が知っておくべき初めての外国人採用②」の中で、29種類の在留資格があるとお伝えしましたが、すべて覚えることが大事ではありません。

自社で働く外国人は、どのビザ(在留資格)を取得しなければならないかを知っておくことが大事なのです。

しかも、まずは「技術・人文知識・国際業務」というビザ(在留資格)を知ることです。


例えば、「経理・会計」部門の従業員として雇用するのは、「技術・人文知識・国際業務(以下、「技人国」と略します)」の在留資格です。

日本に中・長期滞在する外国人客への営業ならば、「技人国」です。

マーケティング・広告の仕事で雇いたい...となると、やはり「技人国」です。

通訳として雇いたい場合も、「技人国」です。

メカニックで採用する、IT技術者として採用する、...このような場合も「技人国」です。


なんだ、みんな「技人国」じゃないか!?

そう、その感想は、正しいと思います。


では、清涼飲料水を販売する会社で、自販機や販売店を回って、清涼飲料水を補充する仕事の場合はどうでしょうか...?


この場合、残念ながら「技人国」ではありません。


そもそも外国人は、この仕事ではビザ(在留資格)を取得できません。

(あらためてこの説明をいたします。)



初めて外国人を採用する会社として、

外国人が日本の会社で働く場合に必要となるビザ(在留資格)は、ほとんどが「技人国」ということを知っておきましょう。


初めての外国人を雇用する会社・企業・法人様のために、初歩の基本情報からお伝えいたします。

弊事務所では、外国人を初めて雇用する会社・企業・法人様のために、外国人雇用アドバイザーを務めております。

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